小6の春

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小6の春

ある日、大切なものを失った。 かけがえのない場所、 かけがえのない笑顔、 私の大好きだった家族…。 これからの事なんて、考えなくちゃいけないのに、考えられなかった。 私は声を殺して泣いていた。 ショック過ぎて無表情になることもなく、悲しみに任せて涙を流した。 ただ、喚きはしなかった。 なんでだろう? 助けを求めても無駄だ…って思ったからかもしれない。
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