三人の怪盗と警察:The Yard

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暗闇の中、うごめく男の影。 壁に仕掛けられた警報装置は誰かに壊され用を成さず、その影は何に阻まれる事無く宝の元へたどり着く。 「………」 男は無言で宝に手を伸ばす。 その宝は、古い腕時計だ。 瞬間、飛び交う光線。 「チィ、監視装置が復活したか…」 鳴り響く警報、迫り来る足音が響く。 「観念しろ!ミハイル!お前を…!?」 そこには、男の姿も宝の影も無かった。
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