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でもある時、ウサギは思いました。
神さまは、わたしが淋しいと死んでしまうから、一緒にいてくれる。
でも、本当は一緒になんていたくないのかもしれない。
嫌なのにがまんしているのかもしれない。
神さまは、本当はわたしのことが嫌いなんじゃないだろうか?
もやもやとした不安が、いつまでもウサギの心に住みついて、消えることはありません。
それからというもの、ウサギは神さまと一緒にいるのに、悲しくて悲しくてたまりません。
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