読書感想文②

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 最近では、北朝鮮の核実験が問題になっています。核を使って周りの国に自国の力を見せ付け、圧力をかけています。こんなことがある今の世の中だからこそ、これからを担う私たちの世代が、広島と長崎の原爆だけでなくチェルノブイリ原発事故についても理解を深め、改めて核の問題に取り組むことが大切になると思います。日本には原子力発電所がかなりたくさんあるため、核問題は日本人が今考えるべき重大なテーマではないかと私は考えています。  この本の筆者は、本の最後にこう締めくくっています。 「核全体の問題と、人類の直面している課題を、見つめ直すことが必要です。そうでないと私たちは、後世に荒廃した地球を残すことになりかねないのです。そしてだれにもそんなことを許す権限はないのです。」  正にその通りだと思いました。チェルノブイリ原発事故の被災地は、人が住めるようになるにはあと六百年かかるとも言われています。その一時のミスで、六百年後までその土地やそこに住んでいた人たちの未来を汚してしまったのです。事故が起こってからでは手遅れです。それを防ぐためには、私たちが過去の事実や今この地球上で起こっている問題を知り、改善していかなければなりません。つまり、まずは知ることから始まるのです。  私はこの本を読んで、得られたことがたくさんありました。だから今度は私が、自分が得たものを周りの人々に伝え、少しでも多くの人に知っていってもらいたいと思います。
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