10,14,母の怪我。

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団子を揚げていたら、お願いがあるんだけど、と言われた。 痛くて寝れないかもしれないから、くろはの眠剤を一つちょうだい。 注射されることも嫌で逃げていた母が、顔面を縫われたのだ。 もっと労る気持ちを大事にするべきだろう? 母に薬を渡すと、さっさと飲んで寝室に行ってしまった。 10時半。 妹達もいない、一人のリビング。 昼に買った惣菜パンを温めて食べたり、普段なら出来ないことをした。 ランチの仕込みを一人でするのは大変だったけれど、 にひひ、と嫌な顔で笑う自分が思い浮かぶ。 母が怪我をしたのに。 母が怪我をしたから。 今も、風呂に浸かって菓子パン食べながら更新中…
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