-2-(入学間近、嵐の予感)

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――‥ チュン… 「ぁ゙ー… 最悪。なぜ、昨日に今日立て続けに王宮に行かなければならないんだ?」 今のクリフェイドの顔はあまりにもの憂鬱さに眉間に皺が寄っている‥ おまけに朝早くに起こされ、機嫌は最高に悪かった。 「…え? 昴は来ないんですか?」 父に連れられ、これ以上にないほどに顔をしかめるクリフェイドは父から告げられた言葉に片眉が吊り上がる… 「俺もついているし、王宮で危険なことはないだろう」 あー… 段々と近づく政務室、憂鬱だ… ついに扉の前についてしまった。アクシオンがノックし、クリフェイドの手を引き、中へと入ると痛いほどの視線が二人に集まる… いや、正確にはアクシオンが連れてきたクリフェイドに、だが-…。 .
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