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†束の間の安息†
『ピルルル…ピルルル…』
ポケットの中で突如として、音を立て始めたソレに…
無意識に彼は、手を伸ばした。
「チッ…誰だよ、こんな朝っぱらから…。」
河原の土手の草村の間から…
のっそりと体を起こすと…
彼は悪態をついた。
と、言っても…
もう10:30なのだが…。
夜型の彼にとっては、朝っぱらに違いなかった。
そう、彼等は…夜に活動する。
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