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「アレックス」
「了解」
アレックス、と呼ばれたのは、眼鏡をかけた男性。
整った容姿に、よく見れば時計や眼鏡をブランド物で固めていて、緑色の瞳が印象的だ。
「レイラ」
「良いわよ」
長い金髪を耳にかけながらそう答えたのは、細身の美女。腕にあるタトゥーは、彼女の為にあるのか、と思わせるような薔薇の花。
「ビリー」
「OKだぜ」
瞳と同じ赤い短い髪を逆立て、黒のタンクトップ越しにも解る鍛えられた身体の男性がそう答えた。
「うむ。結構」
老紳士は満足げに頷くと、穏やかな表情を一変させ、厳しい表情を浮かべた。
「闇の中から悪事を暴くのじゃ!……『怪盗G』の名を継ぐ者達よ」
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