『アネモネ』

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(A) 澄み渡る海に溶け込んでいたい雲に見とれて時を過ごした いつか見たあの朝焼けにいまキミを重ねて風に身をゆだねた (B) さよならもなく眠りの中で一人残して消えてしまうの? なにも変わらず朝は訪れ虚しいくらいに世界は回りだす… 残った君の影を見つめて ※(S) キミはいつも辛いときに微笑んでいたのに僕は気づくこともできずに微笑んでいた この世界にはじめて見た光を失うその日までなにも知らずに時が過ぎてゆく (A) アネモネの花咲き誇っているこの道を紅く染め上げていた 触れ合った日々が割れた鏡のカケラに映りこの空を染めたよ (B) あの雲の向こう風に揺られて飛ぶ鳥達を見つめたキミは 『このままずっと時が止まって同じ時間が続けば良いのにね…』 振り返ることもせず呟く ※繰り返し (C) もう一度だけその頬に触れてもう一度だけさよならを交わそう 傷だらけの道に終焉を‥ (大サビ) いつもの空いつもの部屋なにも変わらないのにこの世界に光はなくてアネモネが咲く この世界を染め上げてく深紅の道は僕らの夢を貫いていったよ ※繰り返し アネモネで彩られたキミとの世界は切なくも美しくて…
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