広がる恐怖心

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広がる恐怖心

―――僕が階段から落ちてから三日が過ぎ、休みが明けた昼休みの教室で僕はあすか君と話をしていた。 「炎君その手…大丈夫?」 あすか君が心配そうに僕の右手を見る。 「まぁ……多少は不自由だけど特に心配はいらないよ」 僕は右手に巻かれた包帯を撫でながら微笑む。 あの後――坂崎と共に保健室に行った僕は病院に行く様に言われ病院で治療を受けた。
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