第2譚 辱められる英雄

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「ヤキソバにカレー…ネギ!?  …って、こっちは黒ヤモリ!?」 定番のパンに加えて見慣れぬ創作パンを前にリュオは顔を引きつらせる。 そして、恐る恐る商品説明をみてみると… 「イモリの黒焼を挟みこんだ創作サンド…精霊力UP間違いなしのハズ…」 見た目のグロテスクさに加え、食べても効果のあるかわからない怪しげなパン。 安さの秘密は生徒を実験に使っているからではないだろうかと不安になってしまう。 「俺は今日のオススメでいいや…  確かチョコクロワッサンだったな。」 当然、怪しすぎるパンの軍勢をスルーして表の看板にあったオススメを探し始めた。 すると、店の奥の方から歓声が上がる。 その声の方を見てみるとタイムセールでもやっているのか人だかりが出来ている。 中心で何が起こってるまでは確認出来ないため、中心を目指して足を進める。
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