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──あーぁ…😔絶対にジンちゃんに天然兄弟って言われちゃうな…😔
また誤解の種を増やしてしまった😢
目の前で微笑むけだもの姫。
怯える色男。
──けだもの姫は強すぎるから、探知はなぁ…😔
ジンちゃんがけだもの姫の心を乱す何かが無いか、いろいろ感知している最中だった。
──こっちの方が楽だよね…😌
ボクはけだもの姫から視線を外して、色男をにらみ付けた。
ボク
「──オマエはどこで殺された?」
スッ…と、先生の数珠を色男に触れさせた。
色男
〔うぎゃぁぁぁ⚡⚡⚡〕
どんどん浄化されて、恐怖におののく色男。
色男が殺された場所。
つまり、林道の交差点。
普通に訊くよりも、そう訊いた方が色男は強く反応すると思った。
ボクが投げ掛けの最終段階の言葉を言い放ったら…。
ジン
「ΣΣ危ないっ💦」
けだもの姫を観察していたジンちゃんが一番最初に反応した。
ピロちゃんの浄気で上手く動けなかったけだもの姫は、宵の局に目配せをした。
それと同時に、宵の局がボクに襲いかかってきた。
──お兄ちゃん…
──うん…
互いに互いを強く思った。
離れ離れになってしまった、ボクの最後の家族。
強くお兄ちゃんを感じれば感じるほど、その絆が力に変わる。
宵
〔キィィィ───ッ❗❗〕
とっくん
〔──くっ…〕
さすがに強い。
とっくんでも、押し留めるのがやっとみたいだった。
他の悪霊は、ボクたち兄弟の魂のオーラを恐れてか、獣の君を襲い続けている。
さすがにそろそろ、獣の君も疲れを見せてきている。
──急いで探知をしなきゃ…
糸口を…糸口を…。
早く作戦を立てないと、獣の君がけだもの姫に呑み込まれてしまう…。
ジン
「やーい❗ヤキモチ女ぁ~❗❗」
ジンちゃんのけだもの姫を適度に怒らせようと騒ぎだした。
ボクは更に色男を脅す。
ボク
〔──何処で殺されたか言え[★]〕
お兄ちゃんと宵の局が一騎討ちをしている。
獣の君に群がるけだもの軍。
洒落斎さんがボクたちを気にしながら、サキちゃんとガンちゃんと共に獣の君の援護をしている。
──早くっ❗❗❗
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