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「こっ、子供みたいなことしないでください!い……一大事……なのにー……!」
私は、冗談なんかじゃなく、かなり本気で言っている。
クラス替えが、人生においてこんなに重要なものだったなんて。
篠田くんのいない教室なんて、想像しただけで憂鬱になる。
不思議。ほんの半年ほど前までは、教室の前方で騒いでいる姿を見ることに嫌悪を感じていたのに。
教室から、あの笑顔が消えるのは、悲しい……。
「篠田くんは、私と離れても、平気……――!」
せめて、全文言わせてほしい。
有無を言わさず手を引かれ、周りにいる生徒に何度もぶつかりながら、一番前までやってきた。
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