氷点下のプリンセス

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「ほら、なにが食べたいか言いなさい」 「そうですね・・・・・・」 まぁ、梨里さんがそこまで言うならね。 お言葉に甘えちゃいましょう。 うーん、なにを作ってもらおっかな。 ハンバーグもいいし、グラタンも捨てがたい。 でもここはやっぱり・・・・・・ 「オムライスで!」 「ちっ!」 あれぇ? なんか舌打ちが聞こえた気がしたんだけど。 俺の気のせいだよね。 「あの、オムライスで」 「ラーメンでいいわよね」 確認をしようとした途端に梨里さんに言葉を遮られる。 おかしいな、梨里さんが料理を指定してきたぞ。 「オムライ「ラーメンでいいわよね!」 もう、疑問形になってないよ。 命令形になっちゃってる。 「で? なにが食べたいの?」 「・・・・・・ラーメンでお願いします」 結局、梨里さんの圧力に屈する事になっちゃいました。 でも、まぁラーメン好きだからいいけど。 「さてと。まずはお湯を沸かさなきゃ」 うん? 梨里さんの言うラーメンって、もしかしてカップ麺!?
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