第三章

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「え?」 「朝からずっといるじゃろ」 「あ…。」 「あーよかよか、気にせんで。たまたま見かけただけじゃけぇ」 そう言って持っていた石を投げる。 「なんぞ身投げでもしそうな背中しちょったぜよ?」 「…身投げはしません」 「ははっそがんことしちゃーいかんぜよ」 急に真面目な顔で見つめる彼。 「あ、わしは坂本言う。おまんは?」 「あ…春花です」 「そうか、春花。何があったかしらんがあまり考えすぎんな」 「へ?」
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