第15話 エピローグ

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  時を同じく、白い岩がむき出しの崖の上で、白い服を着たディダの姿があった。 「白い服も中々じゃないか?」 フィズとキメラがディダの後ろで立っていた。 ディダはスラスラとメモに書き出し、 「'お前がコレしかないと言ったから、作ったんだ'そう言うなよ! 暫くはこの国とはおさばらだし、気軽に行こうぜ!」 フィズは笑って誤魔化して、先へと行ってしまった。 ディダも行こうとした時、 「ディダ……これ……ディダの……」 キメラが懐から何か取り出し、ディダに手渡した。 『……これはマルスがくれたサングラス、どっかに行ったかと思った』 そうそれはマルスがくれたサングラスだ。 ガラスはヒビが入っていたのだが、完璧壊れていなかった。 ディダはホッとした顔でサングラスを懐にしまうと、 「早く来いよ!!」 フィズがディダを呼び、キメラは棺桶を左手で後ろに担ぐ姿で待っていた。 向かおうとした時、風が吹き、 「……」 空を再度見て、ディダは笑って二人の元へと歩いて行った。 続く……。  
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