<日向 棗>

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中には、棗と他に男が3人と女の子が1人いた。 「急なもので、集まりは良くないが… これが、主に任務を受け持つメンバーだ。」 ペルソナはそう言うと、蜜柑を押して部屋の中央付近まで行かせた。 蜜柑はお面を付けているため、他の人たちには顔が全く見えない。 そのことに、危険能力系のメンバーたちは不快感を覚えていた。 「右から、 日向 棗・八雲 一・周 瑠衣・松平 颯・茨木 のばら コイツが今日から危険能力系に入る、黒狐だ。」 蜜柑は棗には、声と話し方がばれているため何時も通り話すことができない。 そこでアリスを使い、テレパシーで口調を変え話すことにした。 ”黒狐です。 アリスは有と無です。 昔は死神って呼ばれてました。 よろしくお願いします。” そう伝えると、ペコッと頭を下げた。 何故、テレパシーなんだと不思議がっていたが、そんなに気にしていない様子で、棗以外蜜柑に「よろしく」と声をかけた。 「任務は棗とペアでやってもらう。 棗、頼んだぞ。」 ペルソナの言葉にも、棗は返事をしようとしない。 ただ、外の風景を見ている。                              
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