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「で、復活したの?例の魔王とやらは。」
少女は、幼い顔をさらに幼くし集まった魔法使い達に問う。
一人の老人が口を開く。
「あの日感じた魔力は、魔王じゃ。ついにヤワトに黒巫女姫が現れたのじゃ。」
老人の声に一同は、ざわざわとわめきたつ。
少女は、一人冷静に水晶を見つめる。
「魔王ってどのくらい強いの?ガルドより強いの?」
少女の目の前に居た魔法使いは、言葉を選びながら答える。
「わかりませぬ…何分文献に詳しい事はのっておらず…永久に尽きない魔力、何者も傷つけられない身体…それくらいしか…わかりませぬ…」
少女は、目を丸くし全員を見る
「超やばーいじゃん?」
皆口を開かずに沈黙が続く…。
少女は、それを楽しそうに見つめると…
「何びびってんの~?わたしがいるじゃん。」
魔法使い達の顔が一気に明るくなる。
「メドゥーサ様!どうかガルドに勝利を!」
全員が少女を懇願する瞳で見つめる。少女は、笑う。
「も~メドゥーサって…私の名前は綾~あや!次メドゥーサって呼んだら石にしちゃうからね~」
その場の全員
背中に嫌な汗を感じた。
少女に秘める恐ろしい力。
それが怖い。
伝説の魔王も伝説の魔女メドゥーサがいれば!
その思いが一同を包んでいた。
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