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何もない部屋……
瞼を閉じて暗闇の中一人……
誰の声が聞こえる?
僕に聞こえるのは優しい君の声なんだ。
今は君と会えなくて寂しい思いをしてるけど、瞼を閉じるといつでも君にめぐり逢えるんだ。
だから寂しくないよ。
君の暗闇の中で君を呼んでいるのは誰かな……
僕であって欲しい……
欲を持ってはいけないね……
人とは醜い生き物だ……
その中でも君は一際(ひときわ)光って見えたんだ。
………穢れのない美しい輝きをまとった女神は、澄んだ瞳で僕を見つめた………
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