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竜二の家の前に着いた。
少し入り組んだ場所のおかげで人は居ない。
車の中から竜二に電話をする。
「孝之だけど、自分の部屋か?」
「あの後親父が入って来て、逃げようと思ったら、お袋も襲って来て、今倉庫に隠れてる。」
ちゃんと誰も入れるなって伝えたのに…。
「倉庫って一階?」
「うん。
俺の部屋の隣。」
竜二の部屋は分かる。
「分かった。
今表に居るから、これから中に入る。
家の中で物音は聞こえるか?」
「五分前位から静かになった。」
「分かった。
じゃぁちょっと待ってろよ。」
電話を切って、盛一と玄関に向かった。
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