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ピンポーン…
「はぁ~い!」
お母さんが玄関に向かう。
アタシはソファーに移動し、
テレビを観る。
ガチャ…
「いらっしゃい!」
「ちょっと、早かったけど
大丈夫ぅ?」
「蛍も準備は済んでるし
時間までウチで
ゆっくりしたら?」
「ありがとう!」
蓮が来たんだ。
お母さんの嬉しそうな声。
蓮もお母さんに
昔からよく甘えてた。
娘しか居ないお母さんにとって
蓮は息子のような存在。
逆にアタシも蓮の家に行っては
おじさん、おばさんに
甘えたりする。
息子しか居ないおじさんたちは
アタシを娘のように
可愛がってくれる。
それは、今も昔も
変わらないもの。
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