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まあ、それでも。それでも、だ。
よく見付けたものだ。よくぞ、と云うべきか。
分かるものなのだろうか。魔力を関知しても、それが誰のものなのかなんて、普通は分からない。
ただ、その方向に生物がいるのが分かる程度だ。ミリアは、その技術がズバ抜けて高かった。
そうなのだろうか。そういう事なのだろうか。
説明が付かない気がするが、今は何より命がある事を喜ぼう。ネロはそう思う事にした。
馬鹿な死因にならずに済んで良かったと。今はひとまず。
・
「お。先輩、復活しましたかー?」
風呂からあがると、リラクゼーションコーナーで、ミリアがマッサージチェアの上でコーヒー牛乳を飲んでいた。ストローで。
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