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『シズちゃん♪』
『臨也ぁああっ!!』
初めて会った
あの日から俺らは
殺し合いばかりだった。
殺し合いでしか お互いを繋ぎとめれなかった。
でも、お互い本当に求めたのは
狂うほどの 愛。
どうして、素直に言えなかったの?
そうしたら、汚れることなく目の前の
愛しい人に早く抱きしめてもらえたのかな。
こんなに、汚れる前に。
言えばよかった。
「愛して………る。」
ボロボロになった身体を
支え切れず、
池袋の裏路地に倒れた。
あぁ、息も絶えかけ。
今、シズちゃんに見つかったら死んじゃうなー
いや、シズちゃんにならいっか…
小さく笑って意識を失った。
「臨也?」
それを見つけたのは
愛しい男ではなく
闇医者。
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