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「最近、真莉さん来ないから平和
ですねー…。」
俺の隣でボソッと言いながら仕事をする田上。
『あー…
今、距離置いてるから。』
俺は田上さんの言葉に何事もなかったように返す。
「…やっぱり柚姫さんが忘れられ
ませんか？」
『いや、そういうわけじゃないん
だ。
ただ、束縛とかされんのが嫌な
んだよ。
付き合うっつっても俺は俺、真
莉は真莉だろ？
お互いを尊重しあって、高め合
えなきゃ付き合ってる意味なん
てないだろ。』
「…柚姫さんのパクりですか。」
『は？』
「その言葉、柚姫さんに言われた
言葉じゃないんですか？」
『…どうだったかな。』
俺は田上さんの頭を軽く小突いて『仕事をしろ(笑)』と軽くあしらった。
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