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こんにちは、鈴木 t「おーい早く位置につけー」 ーです。
名前の公表については諦めました。
俺の名前が開示されないのは、そういう運命だからなんだ。
近頃では親ですら俺を“鈴木”と呼ぶ。 お前も鈴木だろうが!!
…もう名前なんかどうだっていい。
大切なのは存在意義だ、俺という人間そのものだ!!
「お前らよく見とけ!! これから俺のアィデンtふぃsぷ…アィ…うん
…を証明してやる!! 」
噛んだ
「早く位置につけっつってんだろぶっ◯すぞ!!」
ちくしょう、変態筋肉ダルマめ…!俺は見たんだぞ、お前がブルセラショップから出てくるところを!
絶対証拠写真とってやる!
落ち着け… これは俺の存在証明、ただの鈴木じゃねーってことを教えてやるんだ
キメるぜ!クラウチングスタートッ!
「よぉおい!」
ピッッ
「だっしゃああああああ!!!」
ズタタタタ
無理かもしれない、わかっている。
山根さん宅の座敷は無駄に8畳もある。
これを普通の高校2年生が飛び越えるなど無謀というものだ。
現に、ここまでクリアしたやつはいない。
踏切板まであと少し
わかっている…
わかっていても、漢には、やらねばならないときがあるッッ
「オレノシカバネヲ、コエテユケ」
!?
アンドレ!!!!
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