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窓辺から差す朝日で
目が覚めた
いつも変わらない朝
ただ違うのは起きた場所
そして自分の体に起きた異常
今僕は病院に居る
僕は生まれつき病気を
持っていた
深刻な病気を…
そんな僕には
大切な人がいる
「コンコン」
「はい、どうぞ」
「優輝、見舞いに来たよ」
彼女は僕の恋人の美奈
いつもお見舞いに来てくれる
優しい彼女だ
「美奈…いつもありがとね」
「ううん…優輝が心配だから来てるの」
彼女はいつも笑顔だ
辛いだろうに
笑顔を絶やさない
花瓶に揺れる見舞いの
花が枯れる頃には僕は
死んでしまう…
この子を1人置いて…
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