7869人が本棚に入れています
本棚に追加
/626ページ
俺は葉16歳。
柊葉(ヒイラギ ヨウ)。
私立校の桜坂高校に通う高校一年生だ。
「おーい葉くーん、一緒にかえろグフッ……」
「ウザい黙れ、一回生まれ直してきたらどうだ?」
「なんで殴られるの!?ただ僕は葉君と一緒に帰ろうとしただけじゃないかっ」
これは秋山健治(アキヤマ ケンジ)中学からの腐れ縁の奴で一応俺の親友だ。
黙ってればかなりモテるだろうのイケメンのくせにある一部の性格のせいで彼女はいない。
「これって何!?一応って何!?」
見ての通り見事なツッコミ技術を持っている。
まぁツッコミのために生きてるような奴だからな。
「酷いなぁ葉君は……まぁいいや、一緒に帰ろうよ」
「はいはいっと……あっ明日土曜で休みだし帰りにゲーセンにでも寄ってこうぜ」
「あっいいね。賛成、じゃあ行こっか」
さて、久々に遊んで行くか。
俺達は下らない話しをしながら歩き出した。
最初のコメントを投稿しよう!