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あれ?ここはどこ?
どうやら私は、眠っていた?
気を失っていたみたいで…目を開けたら、狭い部屋で汚い天井が見える
「おいっ、大丈夫かよ?」
誰かが、私を覗き込んだ
「……誰?」
「だからー、高木だって言ってんだろ?」
「あぁ…高木…ここどこ?」
私は、上体を起こしながら聞いた
「ビデオショップの事務所。お前倒れたの」
「…え?倒れたの?なんで?」
「知らねーよ、急にバターンて…漫画かよっ
こっちはいい迷惑だっ」
「ごめん…っ
ていうかなんで、高木って…?双子?」
「はっ?双子って俺が?
双子じゃねーけど」
「だって、クラスにいる高木は、ダサくて…」
「ああ、ダサくて、冴えない奴だろ?同一人物だ」
「…は?」
「だから、そのダサいのも俺。」
「じゃ、二重人格?学校出ると別人格が出るとか」
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