―波紋を呼ぶ叫び―

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――大野を殺したのは、僕の双子の弟、尋沢海-ヒロザワカイ-だった… 「海…」 「ああ?陸兄ちゃん、大野を殺したっていいたろう?」 「うん、まあ…大野は殺してもいいんだけどね」 と、まあ、海は殺し合いには好戦的なんだけど 「陸!海!貴方たちは、なんて事を言うのよ!?」 「「僕(俺)は大野が嫌いだからね(だけどな)」」 僕たちは双子だから、いつでもハモっているんだけどね 「それに、花澤さん…大野が嫌いなんでしょう?」 「大野はいつも、花澤のスカートめくっていたんだぜ?」 僕たちは花澤さんに、話し掛けていた 「それに、殺らなければ、殺られるんだよ?あの放送の人は、何時何処で見ているか分からないんだよ」 「陸兄ちゃん、俺たちは二人でクラスから出ようぜ」 「うん、いいよ」 僕は海に笑い掛ける 『大野君が殺されました。直ちに死体を処理してください。なお、尋沢兄弟は一時的に教室を出る事を許可します。出ましたら、職員室に来てください』 と、あの放送がした 何故、僕たちは職員室に呼ばれたんだろう?
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