優しき人間兵器

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「おらぁ!赤谷ぃ~!さすがのお前でもこの人数を相手したら無傷じゃ済まんだろう?」 はぁ…またか。 俺:「で、あんたらとは面識無いんだけどいつものやつか?」 「わかってんなら話は早いもんだぜ。 覚悟しやがれ!」 ダダダダダダダ ったく。 こいつらいい歳して集団でかかってきやがるし。 そしてなんといっても… バコッ ドン ドカッ ゴン バン ものすごく弱い。 「く、くそっ…覚えてろよ。」 俺:「忘れりゃしねえよ。」 自己紹介が遅れたな。 俺は赤谷剛健。 名前ほど見た目はイカツくない。 地元の都立の高校に通う高校3年生だ。 親父は赤谷正則。 ヤクザの浅岡組の組長だ。 親父曰わく浅岡組は良いヤクザらしい。 まぁ、日々喧嘩に明け暮れているわけだが、今はあんなことしなければ良かったと後悔してる。 4ヶ月ほど前のことだ。 学校に宿題を忘れたから夏休み中に取りに来たら、教室の中で女子を強姦している3人組がいた。 こいつら3人組はいつも何かと悪さを働いてるやつらで普段から関わらないようにしてきた。 3人のうちの一番下という認識が高い上山(下の名前は知らない)が、 上山:「あぁ!?赤谷か。誰にも言うなよ。」 と言ってきた。
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