夢ひと夜

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麻里『………!!』 『写真…これだけ?』 『これしか無いの?』 ……… 翌日…涼から 麻里の携帯に… 麻里と涼のツーショット写真とメッセージが送られて来た。 メッセージは… 麻里さん…素敵な夜をありがとう。 ツーショットは二人だけの秘密…安心よ。 ひと夜の夢… ありがとう… そして…ごめんね。 ……… 裏切られたような… 助けられたような… 複雑な麻里だった。 ………… それから半年後… 涼は開店したばかりの由美のフラワーショップを手伝いながら… 涼『いやぁ…あの時はほんとに驚いた』 『ターゲットが、まさか姉ちゃんとは思わなかったよ』 『しかも16年振りだったから、最初は姉ちゃんだなんて分からなかった』 由実『涼は…お母さんが居なかったから、いつも姉ちゃんの家に来てたよね』 『添い寝をしてあげたり、お風呂に入れてあげたり』 涼『俺…淋しかったんだ…姉ちゃんだけが好きだったんだ』 『だから…姉ちゃんと偽(ニセ)のツーショット撮る時、ドキドキしたよ』 『ひと夜の夢は叶わなかったけどね』 由実『えっ…!?』 涼『いや…別に…独り言でぇす』
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