歓喜の渦

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ライブの日程が決まり、打ち合わせをしていると、廊下で聖に会った。 『あ、聖。』 そう言うと聖はこっちを見た。 『あ、かめ。打ち合わせ??』 『うん。』 『そっか。』 『もう少しで終わるんだ。ご飯でもどう??』 そう言うと聖は微笑んだ。 『久しぶりだし、行こっか。』 『待ってて。』 そう言って俺は打ち合わせに戻り、詳しい内容を決めた。 それが終わり、俺は挨拶済ませて聖の元に向かった。 『お待たせ。』 『終わった??』 『うん。』 そう言って俺たちは、タクシーに乗って向かった。 着いた場所は、和食店。 席に案内されて、注文をした。 『ライブの方は、進んでる??』 『準備は完璧。』 『そっか。』 そう言って聖は俺をじっと見た。 『聖、どうかした??』 『いや。なんか安心した。』 そう言うと料理が運ばれてきた。 『かめ、楽しそうだからさ。』 そう言いながら、聖は料理を口に運んだ。 『楽しいよ。』 『顔見たらすぐにわかる。』 そう言われて俺は笑った。 『こうしてまた笑い合えるのって、やっぱいいな。』 『うん。』 『頑張れよ、ライブ。』 『あぁ。』 『俺ら全員で行こうって話し合ってるからさ。』 『ありがとう。』 そう言って俺らは久しぶりに食事をした。
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