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スーツの男に教室まで、運ばれた
ガラガラ――
「陸、海!?大丈夫だったの!?なんか痛い事され…何なの、この手錠は!!」
「僕らは二人で一人のプレイヤーなんだよ」
「陸兄ちゃん、花澤には関係ないだろ!」
海は僕に詰め寄る
「そうだね、花澤には関係ないよね…皆、信用出来ないしね」
僕はナイフを
海はサバイバルナイフを
――構える
「「さて、皆には死んでもらうよ(ぜ)?」」
僕らはシニカルに笑って言う
「陸、海!?なに言うのよ!!皆で、このまま生き延びるのよ?」
「僕はあいつ等の意図が分かるんだよ」
そう、僕は手錠に繋がれる前に軍服のオッサンに耳元で囁かれた
――陸君、君にはクラスの皆の監視役になってもらおうか。なに、我々は君たちを無下に殺そうとはしないさ。君たちがクラスの皆に殺されない限り、生かしてやろう――
「陸兄ちゃん!?あいつ等の意図が分かるのか!!」
やはり皆は僕に詰め寄る
「そればかりは皆には言えないよ、あいつ等との約束だから」
僕は側に居た男子二人を、ナイフで斬り付ける
「ぐあぁっ!!」
「うぐがぁっ!!」
「陸君!?なにするのよ!!」
「ごめんね、僕たちは生き延びたいから…大野のように、無抵抗で死にたいならどうぞ構わないから」
「流石、陸兄ちゃん!!」
海もサバイバルナイフを構える
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