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―――・・・ふん、些か驚いたが、まぁ、その程度か。
つまらないとばかりに言葉を吐き捨てる傲慢の魔王・・・
アーサー「試してみればいい!!」
高速で間合いを詰め、エクスカリバーを横一閃する俺。
赤い線・・・炎の軌跡が今まで以上のスピードで通過する。
それは傲慢のルシファーの身体スレスレを描いた。
ルシファーは微動だにせず。
あまりのスピードに動けなかったか、はたまた見切った故動かなかったか・・・
ならば!!次は斬る!!
返す刀で下から跳ね上げるエクスカリバー!!
アーサー「む!?」
ほんの少し
少しだが身体を反らしたルシファー!!
結果エクスカリバーは空を切った!!
アーサー「見切っている方か・・・」
聖杯で力が上がり、スピードを増した俺の太刀筋を全く苦もなく・・・
アーサー「流石は魔王。元天使長・・・」
嫌な汗が背中から流れる。
―――当たり前の事だ。いくら昇格しようとも、貴様は俺には絶対に届かない。
警戒しながら間合いを計る俺を無視して、ルシファーはつまらなそうに続ける。
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