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自衛隊ナンバーのランクルを見て一瞬たじろいだ警官だが、下村が身分証を見せて説明すると話は通っていたようだ。
中に入る時は須賀にまで敬礼する。
入ってスグ右側に倒れている人形に細いロープが置かれ、黒い染みがすえた血の臭いを残していた。
二階に向かう階段にも同じく上がるに連れて濃くなる臭いに火薬臭が混ざり始める。
二階の廊下に踏み出すと嵐が荒れ狂ったようにドアがひしゃげ、ガラスや瓦礫が飛び散っていた。
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