┣0┫偽りのエピローグ

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 これで終わる……終わるはずだッた。  私がトリガーを引けば……。  元の生活に戻れる。  月の光芒が射し込む暗い宮殿内。冷たいタイルの床には鮮血に染まっている。辺りには赤い鎧を着た兵士たちの屍が落ちていた。  宮殿を支えている荘厳で力強い円柱が何本もあり、その奥の方に一人の髪の長い女性が立っていた。  高い背丈、長く紅の髪を夜の風に流し、赤いドレスを身に纏っている。  その女性の背後には、カラフルなステンドグラスが一面に広がっていた。天使を模したものであろうか。
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