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そう言って(心の中で)顔を両手で覆ってイヤイヤをする加奈を冷めた目で見詰める鬼…
「お前がおかしいのは今に始まったことでもないからどうでも良いが…とりあえず物凄く寒いぞ…」
幾ら立春を迎えたからと言って…
まだ二月…
急に暖かくなるはずもなく…
ガタガタと震える二人。
「おっ温泉とか無いんですか!?」
鬼が怒り出さぬよう、先手を打って提案する加奈。
が…
「生憎俺はこっちの人間じゃねぇんでな…」
と不機嫌になりつつある土方…
(まっ…ままままま拙いっ!!!)
必死に辺りに目を凝らす…
と…
一軒の宿を発見した。
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