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「いや…」
「いやいや、ネェチャン、人様にぶつかっといて嫌はねぇだろ?」
「離してくだ…」
「良いから、ちょっと車に乗れよ。
大丈夫だって、ちょっと話しをするだけだからさ」
人通りの少ない通りとはいえ、今は午前10時・・・
高校生くらいの女の子が、ガラの悪いオッサン3人組みに絡まれていた
チラホラと人が通るが、みんな見て見ぬフリ…
誰だって助けたいと思うだろう
しかし、あからさまに関わってはいけない雰囲気が分かると、人はごく不自然にソレを回避しようとする
「あの…いや…」
「んだよ!!
ちょっと車乗って話しするだけだろうが!?ああんっ!?」
(…分かりやすい危険…車乗ったらアウト…そりゃあ誰でも拒否するよ…)
ヤのつく自由業かも知れない人達
と言うか、そうとしか見えない人達
関わったら危険…誰だって見て見ぬフリするさ…
「ライダーキーック!!!」
だが俺は、気付けばオッサンの一人に全力で飛び蹴りをかましていた
(やっちまった・・・)
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