出会い1

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「いや…」 「いやいや、ネェチャン、人様にぶつかっといて嫌はねぇだろ?」 「離してくだ…」 「良いから、ちょっと車に乗れよ。 大丈夫だって、ちょっと話しをするだけだからさ」 人通りの少ない通りとはいえ、今は午前10時・・・ 高校生くらいの女の子が、ガラの悪いオッサン3人組みに絡まれていた チラホラと人が通るが、みんな見て見ぬフリ… 誰だって助けたいと思うだろう しかし、あからさまに関わってはいけない雰囲気が分かると、人はごく不自然にソレを回避しようとする 「あの…いや…」 「んだよ!! ちょっと車乗って話しするだけだろうが!?ああんっ!?」 (…分かりやすい危険…車乗ったらアウト…そりゃあ誰でも拒否するよ…) ヤのつく自由業かも知れない人達 と言うか、そうとしか見えない人達 関わったら危険…誰だって見て見ぬフリするさ… 「ライダーキーック!!!」 だが俺は、気付けばオッサンの一人に全力で飛び蹴りをかましていた (やっちまった・・・)
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