-3'-

7/10
95人が本棚に入れています
本棚に追加
/167ページ
「み…みないで…」 絞り出した声は 武井くんに聞こえなかったんじゃないかってくらい小さくて。 大好きな武井くんが 目の前にいるってことの喜びは 感じられなかった。 気まずい沈黙を破って 武井くんは私の目をみて 言った。 「一緒に帰ろう。」 .
/167ページ

最初のコメントを投稿しよう!