583人が本棚に入れています
本棚に追加
/271ページ
「発達障害あるね。」
いきなり直球ですか(笑)
いやさ、うん。
もうちょっとオブラートとか…あるよね、包むもん。とか考えながらわたしは、(ここではA医師と呼ぼう)A医師の話を聞いていた。
A医師はいかつい(マジで小児科の医者らしくない顔です)顔をすっと上に上げて言った。
「辛かったでしょう」
「はあ、まあ。」
わたしはとにかく頷いて、彼の話を必死に聞いていた。
だが頭の中がパニックだ。聞いていても、右耳から入った情報が左耳から抜けていく。
だめじゃん\(^O^)/
とにかくまあ、抜けてく話をなんとか脳みそに部分部分拾って食い込ませて整理していくと、わたしはアスペルガー症候群とHDD(注意欠陥症)と、算数、数学的なものが全くだめな学習障害の三つの複合型らしい。度合いにするなら日常生活がちょっと困難な重さで、知的障害一歩手前。
マジっすか!(´Д`)
「マジです」
「え」
「とにかく、君には障害がある。カナータイプ(典型的な自閉症のタイプをそう言う)じゃないけどね、普通のひとと同じ生活はちょっと困難かな?」
そうかあ
最初のコメントを投稿しよう!