10年越しの愛

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何も言えなくなった俺を 引っ張ってホテルへと 向かった裕翔 「 山ちゃん、抱いて? 」 ベットに腰かけて 上半身裸の裕翔が俺を見る 俺はなにやってんだ 大事な裕翔にこんなことを させてる俺は馬鹿だ 「 裕翔、服着ろ 」 「 やだ、やだやだやだ 」 「 いいから着ろ。」 「 なんで?僕が男だから? 僕はずっと山ちゃんが 好きだったんだよ。 違う子抱くくらいなら ずっと僕だけ抱いててよ! 」 嬉しかった、裕翔が 俺を好きだなんて なのに俺は最低だ。 「 ごめん、裕翔。 」 「 やだよ、涼介。 」 「 違うんだよ、だから 今は服着ろ。風邪ひく。 」 こんな時でも裕翔の裸を 見て綺麗だなんて思う俺は馬鹿だ .
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