ハント5

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「それとな…  実は…  カリンは、付与師なんだ。  つまり、晶石へ力を込めることが、できるわけだ。  ただ、このことは、秘密にして欲しい。  後、{カリンを、鍛冶へ参加させよう}と告げたたのは、カリンが付与師だからだ。  どうだろう。  付与師がいた方が、色々と助かると思うのだが」 ロゼッタが、信じられない者を見る目で、カリンを見る。 通常の付与師達は、国に保護されている。 また、付与師達も、自ら国へ申請しているのだ。 何故ならば、付与師の扱いは、貴族以上である。 多大な優遇が受けられる。 それを拒否し、申請しないなど、考えられないではないか。 「何でだい?  国に申請すれば、色々と優遇して貰えるのに?」 不思議そうに尋ねる。 「それで、籠の鳥ってね。  オイラ、嫌なんだよ。  自由に生きたいのさ。  そりゃ、申請したらさぁ。  衣食住は、最高の物が得られるだろうさ。  でもねぇ、自由はなくなるね。  旅行に行けるとしてもさぁ、監視付きさ。  そんな、束縛された生活は、まっぴらだよ。  オイラは、自由が良いんだよ」
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