ハント5

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鍛冶場へ着くと、炉に鞴〔ふいご〕、槌〔つち〕、やっとこ、金床などが置いてある。 炉は、2種類あるようだ。 コークスをくべて使用するタイプが、何時も使用している物と思われる。 それとは別に、不思議な形をしたタイプの炉が、無造作に置いてあった。 その炉は、使用されていないようである。 ダリルとカリンは、珍しそうに鍛冶場を見る。 「こちらの炉が、晶石を使用するタイプの炉だよ。  晶石を使い切ってしまったので、もう塵だね。  近々、破棄する予定なんだよ」 それを聞いたダリルが、カリンを見て言う。 「カリン。  炉の晶石へ、力を付与できるか?」 カリンは炉へ近付き、調べる。
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