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「目的は俺じゃない…?」
それにあの人形遣いは
『警告』だと言った
――これは警告
その時は近い――
それが何を意味するのか
非常に不愉快極まりないが、
今のコウにはわからなかった
「気に入りませんね」
「ん?」
「今回の一件、なるべく早く糸口を見つけないと、なにかとんでもない事が起こりそうな気がするんです」
背後に渦巻く黒雲が
雷雨を降らすその前に
「もう一度調べてみます」
「ん。よろしく」
頷きながらアオは
窓の外の晴天を見つめた
.
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