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――薄暗い部屋の窓から見える月だけが知っている。
俺の犯した罪を――
「っあ、んっそ…こっ…きもちっい」
ギシギシと軋むベッドの上で
ついさっき会ったばかりの名前も知らない男女が熱く身体を交わせている
男の名は、仙石 冷哉[せんごく れいや]
明るい茶髪は生れつきで
ふんわりと先が内側に丸まっている、猫みたいに柔らかくくせっ毛だ。
大きな瞳は青色で、自分はハーフだというのを主張している
顔は白く小さい。
だからかふっくらとしていて淡いピンク色の唇は目立つ
顔のパーツは全て整っているから、かなりモテる。
そのことを本人が認めていなければ、の話だが
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