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「・・・また、随分と前に・・・まぁ良いですけど」
「とにかく!私も忙しいの!悪戯に!じゃあねっ!」
私は何としてでもこいつから逃げなきゃいけないような気がして、踵を返し飛び去ろうとする―――が。逃げ去る寸での所でジェイスに襟を掴まれる。
「どこに行くんですか?」
「う、家に帰るんですー!」
「でーすーから、何故人の話を聞かないんですっ」
「変態腹黒天使の話なんかアブナくて聞いてらんないよー!」
こんな奴の言うことを聞いたら最後、何をされるか・・・!!淫魔の癖に男の人の上半身の裸すら見たこと無い健全過ぎる程健全な淫魔として、実験台にされたりして・・・!
そんなのイヤァァァァァァー!
「何想像しているのか解りませんが。とにかく、一旦一緒に参りましょう?」
「何処に連れてくのよー!!」
「僕の家に、ですが」
「やだー!ママー!パパー!変態腹黒天使にさらわれるー!」
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