🌸第三章🌸

4/11
41人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
父上の別れの儀式の後、 私はふと思い出したように 村の外れにある丘に来ていた 桜がとても綺麗なあの丘へ… 季節は春。 桜が綺麗だった。 父上が亡くなったということは 必然的に三席の私が 副隊長になるということだが 私は素直に喜べない。 幼きころからの夢に 一歩また近づいたというのに… 顔をあげると そこには風で 空を舞う桜の花びら… 父上も桜も 私の新たな門出を 祝福してくれているということ なのだろうか…
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!