出来事11

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そして体力を回復する駒が、3つ存在する。 この駒は攻撃力も防御力も無い。 移動速度も遅い為、配置や移動が問題となる。 しかし配置するのとしないのでは、大きな違いが出てしまう。 駒の操作は魔法で行うのが基本だ。 なので魔術師でないと出来ない遊具でもある。 簡単には決着はつかない。 今やっているのは前回の続きだ。 状態を保持する魔法を掛けてから、転移陣で転移して保存していた。 それを取り出して行っているんだよ。 現在、俺が圧倒的に不利だね。 複数の駒が捕虜になっている。 回復駒は1つドロップしてるし、1つはとられてしまっている。 ここから逆転は厳しいが、最強の駒は残っているし、強い駒も複数残っている。 だが… 回復駒をとられたのが痛いな。 そんな感じで楽しんでいると、メイドが夕食を告げに来た。 「此処までにしますか」 須佐之男命「  そうだな。  しかし中々奥が深い遊具だ。  時間が掛かるのが問題だがな」 「そうですね。  まぁ王族や貴族が楽しむ遊具ですからねぇ。  ゆったり楽しむ物なんでしょう」 俺は盤に状態保持の魔法を付与して、転移陣で仕舞った後、須佐之男命様と食堂へ向う。
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