偽物の夢

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こうして私達は、約半年遅れで新婚生活をスタートさせた。 今までの出来事が全て嘘だったかのように、彼は優しかった。 私も夢ほどではないが、大分彼に甘えられるようになった。 「唯、結婚式もう一度やらないか?今度はちゃんと友達も呼んで」 彼がそう言った。 「うん」 今度はちゃんと、本物の愛を……誓おうね。 H22・12・1 by KAORI
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