小さな恋

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今日は雨か…あ、傘忘れた 私は教室の机に座りながら窓の外をぼんやり眺めていた。 どうでも良いことを考えているとドアが勢い良く開いた。 「先輩っ!」 「鈴(リン)!!あんたはまた3年の教室に来てー!」 「仕方ないじゃないですかっ!!先輩のことが気になるんですよー!」 怒られてもニコニコ笑いながら私の事を見ている鈴。 しっぽが付いてたら…めちゃくちゃ振ってるんだろうなぁ 「あっ!!今日の先輩のパンツの色はし「それ以上しゃべったら殴るわよ?」…ずみまぜん」 「ってかなんでそんなこと知ってるの!?」 「そりゃあもちろん、先輩がおはようを言って、おやすみを言うまで私は先輩を見てますから!!」 「気色悪いんだあほぅ!!」 訂正、ただの犬じゃなくてストーカー犬だった。 ちなみに鈴がこのあとボコボコにされたのは言うまでもない。
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